1.CSCLとは?


「Computer Supported Collaborative Learning」
の略です。
  したがって、コンピュータに支援された協同学習ということになります。

  主に用いるシステムは大きく分けて以下の2つに分類できます。
    非同期・・・・・・Web掲示板、メーリングリスト
    同期・・・・・・・・チャット、ビデオ会議システム
  これらのシステムを使って、生徒達はインターネット上で互いに討論しながら学習を行って
  いきます。

CSCLに関する諸外国の研究
  現在、CSCLは北米でいろいろな分野を越えた学際として注目を集め、大変活発にいろい
  ろな研究が進められています。以下はそのCSCLに関する国際会議のURLです。

         CSCL1995 
         CSCL1997 
         CSCL1999 
    CSCL2002 (於 米国コロラド州 ボルター、 1月開催)
  この国際会議は2年おきに北米で開かれていましたが、2001年からはヨーロッパでも開催
  されるようになり、年に一回世界のどこかでCSCLに関する国際会議が開かれるようになり
  ました。
    EuroCSCL2001 (於 オランダ Maastricht 3月開催)
         CSCL2003 (於 ノルウェー Bergen 6月開催)
  
  また、よく知られた研究には、以下があります。
   ・CISLE(Scardamalia, M., 1989) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ カナダ オンタリオ研究所
   ・CoVisプロジェクト、Collaboratory Notebook(O'Neill, 1994)・・アメリカ ノースウェスタン大
  これらは、子供たちが意見や考えをWeb上のデータベースに書き込み互いに討論していく
  中で学習を進めていく形態をとっています。WebCISLEとCollaboratory Notebookはその外観
  がWeb掲示板に似ています。

CSCLに関する国内の研究
  CISLEを用いた大島(静岡大)の静岡大のコースにおける協同学習、稲垣(神戸大)の神戸
  大付属小での研究があります。
  他方、独自のシステムを用いた、加藤(メディア教育開発センター)、佐伯(青山学院大)、
  中原(メディア教育開発センター)、三宅(中京大)、矢野(徳島大)の研究がそれぞれあり
  ます。

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